故人の着ていたお洋服~形見分け~
先日、義姉の四十九日の法要済ませたM子さんから、メールにて次のような相談を受けました。
義姉様の形見分けで、サイズがちょうど合うM子さんがお洋服を頂くことになました。洋服ダンスを開けた時、パープルのツーピースが目に入ったのですが、
その瞬間こみ上げる感情が抑えられずタンスの戸を閉じてしまいました。ほかのタンスからあれこれ選んでいるうちに、さっきのタンスをまた開けてしまいました。
すると又込み上げるものを感じたのでまた見て見ぬふりして戸を閉じてしまったのでした。 それから暫くして義妹に、M子さんにこのツーピースどうかしらと勧められて、
一気に涙腺が崩壊してしまいました。 義妹から、生前皆で外食に行くとき好んで着用していたと聞いたので、なぜかその紫の服を着た義姉が居間の椅子に座っている情景が浮かんだのも納得できました。
M子さんに着て欲しいということでしょうか? それともお焚き上げをして、天空の義姉のもとに戻すべきなのでしょうかと迷っているとのことです。
故人の思い入れのあるお品を故人の元に戻して差し上げたい想いでお焚き上げ供養を私達はいたしております。
たけれどもそのお洋服に特別にお義姉様を感じるのでしたら、やはりM子さんが形見として着用する事も供養ではないのでしょうか。
と、いう結論に達したのですが、このことに関して後日、弊社でお祓い供養していただいてる僧侶にお話を伺ってみました。
「お洋服は自体には、魂が入っているわけではありません。ただボタンが、貝や木だったりしているのでしたらぼたんを替えて着るとよいでしょう。お洋服は、故人が好きで、大事にされてたと思いますので着てあげるのも供養になります。」ということでした。
早速、M子さんにお知らせしたところ、ご自分が考えていたことと同じだったので、喜んでそのお洋服を
着るとの事でした。
M子さんだけでなく、私どもも心がスッキリといたしました。
皆様も何か気になる事がありましたらメールにて気軽にご相談下さい。